逢瀬

  織姫と彦星は

  夏、七月七日の日にのみ

  一年に一度しか逢えないという

  しかし秋になれば

  川面に映った美しい月を観るために

  二人とも天の川の端と端に立ったことだろう

  そうなればあるいは

  彦星はたまらなくなって川に飛び込む

  全力で泳ぎ、たどり着いたその先

  二人で月夜を楽しむことぐらいできたかもしれない
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