にくまん

   にくまん

手をつないでいる時、肉まんを一つずつ
ぬくもりが伝わったてのひらから
かじかんだもう片方の手に持たせてくれた

ちょっと申し訳なくて、でも気持ちが嬉しい
どうでもいい話題で盛り上がって
寒すぎる帰り道を送って行ってくれた

ぬくもりがなくなってしまうのがもったいなくて
食べる前に冷めちゃったけど、暖めなおすのもいやだな

   君の事を知るたびに、
   君の事を知るたびに、新しいときめきが増える気がする
   いつまでも話していたいけど 今日はさよなら
   また次に会うときまで
   星と雪とプレゼントが降る町を後にして


一人でいる時には急に孤独になって
布団に包まって震えてるんだ
かじかんだ両方の手は自分を抱いて

窓も雨戸も締め切ってヒーターをつけても
毛布が足りない 眠れない時間
これなら街中の方が温まるだろうか

布団から抜け出して帰り道を逆走した
バカ騒ぎする町も人も 心地よくすら感じられた

   ちょっとずつかじるたびに、
   ちょっとずつかじるたびに、君から暖かさが伝わってくる
   幻影、にせものじゃだめだけど寒くなんてない
   冷たくても構わない
   星と雪とプレゼントが降る町を後にして

歩きながらひとりごちる
今日はゆっくり帰ろう・・・
戻る メニューへ
SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送