鏡越しのオマエ
鏡越しのオマエ
一人で抱えているくせに
感情に振り回されて何してんの？
一人で生きるって言っても
自給自足なんか出来やしないだろ
見ていて痛々しいぐらい
とげとげしい言葉のキャッチボール
「お前に何がわかるんだ？」
その言葉、まんまオマエに返してやる
自分のことさえ分からないまま
拳を地面に叩きつけて
それで何が変わるんだ
寝静まった夜の闇に向けて
飲み終わったコーヒーの缶を蹴っ飛ばした
俺の見えないところへ消えちまえよ
中途半端なプライドなんて
同じように思い切り蹴り飛ばしてやるよ
痛いか？ 痛いだろ…俺だって痛えよ
お前は何様？
自分勝手に勘ぐって噛み付いて
一体何におびえてんの
そうやって 出会えた人を傷つけんの？
上目遣いで見てんじゃねえ
甘えてんのがみえみえで頭くるぜ
迷っても振り返るんじゃねえ
根拠のない自信過剰も信じない
自己卑下の陶酔モラトリアム
ぬるま湯に浸かってたいなら
ずっと甘えてりゃいいさ
悔しいか、悔しいだろ？ だったら強くなってみせろよ
なれないんならくたばっちまえ
誰も大人になれなんて言っちゃいないのさ
歓楽街の喧騒の中で
飲み終わったオマエの顔面ブッ飛ばした
俺の見えないところへ消えちまえよ
中途半端なプライドなんて
もう一回思い切りブッ飛ばしてやるよ
痛いか？ 痛いだろ…俺だって痛えよ
